棒手裏剣競技大会

棒手裏剣競技大会

Details競技種目・ルール

競技ルール


〇はじめに

当競技大会では、以下の規定範囲内の棒手裏剣をご使用ください。 当初は「棒手裏剣の主旨から逸脱しなければ何でも良い」と考えていましたが、競技大会とする上で規定を設けました。 規定を設ける理由は他に、
①会場側の制約事項内で開催する必要があるため
②投剣(刀)、スローイングナイフ競技との線引きの必要があるため
③日本の法律に違反しないため
などでもあります。 ご理解いただきますようお願いいたします。 規定範囲内での手裏剣への工夫は自由です。 ただし、運営事務局側の想定外となる工夫も存在する可能性があり、それが「棒手裏剣の主流の考え方と合わない」と結論が出た場合は、 その手裏剣では競技大会には参加できないことをあらかじめご了承ください。 (競技大会で使用する手裏剣は、競技大会当日に会場で競技前に審議されます。(会場にて規定範囲内の確認など)) また、競技大会の「技術向上を広く働きかける」という主旨にのっとり、上位者の手裏剣や関心が寄せられた工夫が施された手裏剣は、 インターネット上に参考画像として公開されます。その点も、あらかじめご了承ください。

〇使用剣規定

1)直径1.5cm以下。(房や紐などの装飾を含む。)
2)全長25cm以下。(房や紐などの装飾を含む。)
3)全重量100g以下。
4)房や紐は可。ただし手裏剣尾から4cm以下。全長は25cm以下。
5)紐やテープを柄状に巻いているものは可。鍔状のものを付けることは不可。
6)火器、火薬を仕込むことは厳禁。持ち込みすら厳禁。
7)オイルは薄く塗布された程度は可。しずくが落ちる状態は不可。
8)接着剤や蛍光塗料等は可。ただし乾いていなければ不可。
9)剣を正面から見た時に、縦横比率の割合が半分以下になってはいけない。 ナイフや刀状のものと線引きするため。明らかに平たい形は不可。楕円や長方形の場合も比率が半分以下にならないこと。 ※剣側面が鋭角、つまり刃状になっている場合は、銃刀法に抵触する可能性があるので持ち込みすら不可。

〇打剣型

自由です。 直打法を推奨しますが自由です。 直打法・反転打法・回転打法はもとより、オーバー・ サイド・アンダーなど、自由に打剣してください。 ただし、筒や扇など補助具等の使用禁止。手袋禁止。裸手で打つこと。

〇打剣の採点

審判が採点をおこないます。 刺さっていても、採点する前に落ちてしまった場合は0点です。振動などで落ちてしまっても0点です。 先に打って刺さった手裏剣に、後で打った手裏剣が当たってしまう場合もありますが、とにかく採点まで刺さっていない場合は0点です。

〇競技線超過減点

打剣指定位置の足元には、競技線を設けております。 前足が競技線を超えるとオーバーラインとなり5点減点です。 競技線を踏むまではOKです。 競技線を越えてはいけません。 競技線の的側位置に、立体的な線を置きます。角材状のものです。以下「立体線」と呼びます。 競技線を超えた判断は、この立体線が動いたかどうかです。もちろん立体線を越えての打剣も減点です。 打剣前に越えていなくても、打剣後に越えた場合は減点です。飛び込み打ちなどは打剣後が踏み越えているので減点です。


〇年齢制限

成人であることとします。国や地域によって成人の考え方は違うようですが、日本の法律を適用します。 決勝戦までに成人となる方でも、予選の時点では未成年者なので参加不可とさせていただきます。成人となってからご参加ください。

〇的紙

日本工業規格(JIS)のA3サイズです。 紙は普通紙を使用します。的は“こちら”からダウンロードできます。 的はプリントアウト環境によってサイズが変わってしまうことがあります。 六点得点の外周直径が約20cmになるようご自身でプリントアウトサイズをご調整の上、練習にお使いください。 予選及び決勝での的紙は、運営事務局側で用意します。

〇的の高さ

競技床から高さ120㎝が中心となるように設置します。(誤差5㎝以内)

〇的の角度

的を貼る為の畳や板を、床に対して90度に立てることとします。(誤差5度以内)

〇的の設置

立てた畳や板に、的紙を貼ったプラダンを貼り付けます。 (畳や板への貼り付け方法は、会場によって調整します。) 尚、的紙は打剣者自身でプラダンに養生テープで貼り付けます。

〇会場養生

的の背後:的の後ろには、手裏剣の飛び散りを抑えるように、カーテン状に布の壁を設置します。 的の左右:的の左右には、手裏剣の飛び散りを抑えるように、観音型の保護を設置します。 的までの床:打剣者から的までの床は、会場によって板張り・畳・パズルマットなどで養生します。 的までの床は三間半まで養生します。三間半を超えての打剣を禁止します。

〇制限時間

各競技には制限時間を設けております。 タイムオーバーは出来ません。制限時間で競技を終了し、採点をおこないます。

〇服装規定

和装・道着・甲冑などでの参加を推奨します。 和装・道着・甲冑に準ずるものである場合は、事前に大会運営委員会にご相談ください。 当日、本競技大会に相応しくないと運営事務局側が判断した場合は、私服への変更を依頼する場合が有ります。 尚、和装・道着・甲冑などをお持ちでない方や着用したくない方は私服でもかまいません。 ただし、打剣の際には、 1)手首から指先までの装具をすべて外すこと(アクセサリーを含む)。 2)腕から連続しているものであっても外すこと。 また、土足厳禁な会場や、靴が必要な会場となる事も想定されます。 これは打剣者のみに限らず、入場者は運営事務局の指示に従ってください。

〇妨害阻害行為

競技中競技外に関わらず、妨害阻害行為を禁止します。 声援・応援・歓声は、常識の範囲内ならば禁止しません。ただし打剣者の意思を尊重します。

〇撮影

競技の邪魔にならない範囲で撮影は可です。 ただし、撮影に際して諸注意が有りますので、当日の撮影開始前に運営事務局に申し出てください。